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自分のキャリアやスキルを地域貢献に活かす方法|地域のためにできることは誰にでもある!

まちづくりや地域活性化などの仕事をしていると
「地域貢献なんで私にはできない・・・」
「自分にできることは何もない」
「何か役に立ちたいけど、どうしたらいいのかわからない」

という言葉をよく聞きます。

ちゃぼけん

だけど、そんなに難しく考えなくても大丈夫!

どんな方でも地域貢献は簡単にできます

それはサラリーマンだろうが、主婦だろうが、
高校生や大学生だろうが、アーティストだろうが、
何か先生だろうが、退職をした人だろうが、
職業や経験は関係ありません!

今までのあなたのキャリアで身に着けた知識や能力を、
あなたの地域は必要としています。

ここでは、
今までのあなたのキャリアやスキルを地域貢献に活かす方法を解説していきます。

誰にでも地域貢献に活かせるスキルがある

「自分には地域貢献できるような知識や経験はない」
そう思う人が多いかもしれません。

実際にまちづくりや地域活性化の現場で
地域の人たちと、地域再生のための方法を考えているとき
「私にはできそうなことが何も見つかりません」
「自分には特に得意とするものはありません」

と相談に来られる方がとても多いです。

地域やふるさとのために何かしたいと思っていても、
その何かがなかなか見つからないのです・・・

そこで、そのような方とじっくり対話しながら、
現在に至るまでにどのような仕事をし、
どのような体験をしてきたかを、
一つ一つ確認していく作業を進めることがあります。

すると誰もが
「自分の強みはこれだ」
「これならばスキルとして活かせる」

というものがあることに気づくようになります。

最初はとても不安そうな表情だった方が、
対話をした後は目を輝かせてイキイキとした表情をしたときは、
本当に心が救われます。

そのような方々は、
今でも精力的に地域貢献の活動を続けておられる方がほとんどです。

地域貢献をするメリットとは?

そもそも私たちが地域貢献をすることに
どういったメリットがあるのでしょうか?

まちづくりや地域活性化、地域再生に取り組んでいる人たちに
「どうして今の活動をしているのですか?」と尋ねたところ、
皆さん揃って「自分のためにやっている」とか
「楽しいから」と答えてくれます。

私が出会ってきた人たちはいつもイキイキしています。

じつは、人の幸福度が最も高くなるのは、
「誰かの立てたと実感できたとき」ということが科学的にも分かっています。

ある調査結果ではボランティアをやっている人は、
やっていない人に比べて何倍も幸福度が高かったというデータもあります。

これは、地域活動というのが、有名なマズローの欲求5段階説のうち、
『自己実現』という最も高いレベルの欲求に照準を合わせた活動だからです。

マズローの欲求5段階説とは、
人間は生きていくための本能として持っている食欲、性欲等の「生理的欲求」、
「安全の欲求」という下位欲求が満たされると、
順次「所属と愛の欲求」、「尊敬されたいという欲求」、
最後に「自己実現の欲求」へと上位の欲求を満たしたくなるという考え方。
人間としての最高位の欲求である自己実現は、
社会貢献を行うときに達成しやすい、と考えられている。

あなたも日々仕事に追われるなかで
「私は何のために頑張っているのだろう?」

ふとしたときに疑問に思ったことはないですか?

通常のビジネスでは
何よりもお金を稼ぐことが一番となってしまい、
やりがいを感じることが少なくなってしまいます。

そのため、自分のキャリアやスキルを活かして、
地域貢献を行っている人はやりがいを感じることができるため、
幸福度が高い傾向にあるのです。

それだけではなく地域貢献活動をすることで、
まちが綺麗になったり、
地域が安全になったり、
暮らしやすくなったり、
地価が上がったり、
仲間が増えたり、
地域貢献活動をするメリットはたくさんあるのです。

地域貢献に活かすことができる、自分のスキルを見つける方法

それでは、
地域貢献に活かすための自分のスキルを
いったいどのようにして見つけ出せばいいのでしょうか?

それは次の3ステップで考えていきます。

自分のスキルを見つけ出す3ステップ
  1. 今までやってきたことを整理する
  2. 自分の強みと弱みを知る
  3. 能力、知識・技能、資格、人脈を考える

ここでは自分自身を見つめるとともに、
地域貢献に活かせる自分の強みを発見する作業を行います。

① 今までやってきたことを整理する

どんな地域貢献活動をするのか考える前に、
自分がこれまでの人生で蓄積してきたものを、
地域貢献に活かせる能力として資産をリストアップし、
整理する必要があります。

この整理した資産を評価することにより
そこから自分の強み・弱みを把握することは、
起業や転職など新しい職場を探す場合に行われる
新たなキャリア開発につなげる作業です。

これすることで、
誰にでも「これができる」というものが必ず見つかります

その中でも、
地域貢献に活かすことのできるものを見つけ出すためには、
自分のこれまでのキャリアや経験の中で身に着けたものを、
「率先して社会に貢献する」という意識に持っていく必要があります。

② 自分の強みと弱みを知る

次に、これまで蓄積してきたキャリアの中で、
地域貢献に活かせるものは何かを洗い出してみます。

つまり、自己のSWOT分析です。

SWOT分析とは
内外の環境要因を「強み・弱み・機会・脅威」に分類整理し、
特徴・要因を明確化する手法で、
マーケティング戦略等を立てるうえでよく使われる。

このSWOT分析を自分自身のキャリアの整理に用います。

中でもS(strength:強み)とW(weakness:弱み)が重要です。

自分のキャリアを洗い出し、それを強み・弱みを分類し、整理します。
その中で、地域貢献に向く資質をチェックする、
あるいは向かせるようにします。

③ 能力、知識・技能、資格、人脈を考える

次に②で出したものを
「能力」、「知識・技能」、「資格」、「人脈」ごとに洗い出してみましょう。

a.能力

地域貢献で必要とされる能力について、自分に当てはめて評価します。

「能力」とは例えば以下のようなものです。

「能力」の例
  • 先見力
  • 判断力
  • 洞察力
  • 決断力
  • 体力・健康
  • 人とのコミュニケーション力
  • 順応力
  • ストレス耐性  等

それぞれの項目を一覧表にして自己評価し、点数をつけます。

例えば、最も優れている場合は5点、最も劣っている場合は1点。
どちらともいえないが3点。
5点ないし4点のついた項目が‟強み”、
1点ないし2点がついた項目が‟弱み”となります。

それを‟強み”、‟弱み”のグループ分けを行い、
‟強み”は伸ばし、‟弱み”は補強していきます。

ここでは‟強み”は自分の財産として強く意識し、
‟弱み”は「少しずつ改善する」という程度で十分です。

ちなみに、心理学で中心化傾向という用語があります。

中心化傾向とは、
人を評価する場合、極端な評価を避けようという意識が、
つい働いてしまうこと。

自分を評価する場合にも中心化傾向が出やすいです。

自分の能力を客観的に見つめ、はっきり評価するようにしましょう。

b.知識・技能

ここでは、
自分がこれまで積み上げてきた人生の中で
学び、経験してきたものを何でもよいから書きだしてみます。

「知識・技能」とは、例えば以下のようなものです。

「知識・技能」の例
  • マーケティング
  • 生産管理、品質管理
  • 会計、財務分析
  • 物流
  • 語学
  • 営業
  • 人事 
  • 調理スキル
  • 子育ての知識
  • 動物や植物の知識  等

書き出した項目の中から、
「これならば自信がある」「自分の特技だ」と思えるものをピックアップし、
自分の武器として自覚しましょう。

その他、直接地域貢献に役立ちそうもないと思える知識・技能等、
この際なんでもよいから書き出してみましょう。

例えば、
アニメことなら詳しい、
温泉にはちょっとうるさい、
買い物が好きでショッピングセンターに詳しい、
海外旅行の経験が豊富
等、
自由に書き出します。

これは自分の財産を再発見する良い機会でもあります。

意外なところで役立つこともあるので、
ばかばかしいと思わずに書き出すことが大切です。

イベントの企画、地域のサークル活動等で何が役立つかりません。

大切なのは自分の財産をはっきり認識しておき、
それをいつでも使えるようにしておくことです。

c.資格

取っただけで使っていない資格はないか、
持っている資格をピックアップしてみましょう。

地域貢献をすることは、
これまで死蔵していた資格を大いに役立てるチャンスでもあります。

例えばこんな資格は持っていないでしょうか?

「資格」の例
  • 教員免許
  • 調理師
  • 栄養士
  • 看護師
  • 歯科衛生士
  • 介護福祉士
  • ケアマネージャー
  • ドッグトレーナー
  • IT関連等の資格  等

どのような資格でもよいので、
地域貢献活動での使い道を考えてみましょう。

使い道によっては大きな強みになることがあります。

国家資格の中でも
中小企業診断士、税理士等の資格を持っていると大いに役立ちます。

例えば、栄養士として働いていた女性でも、
子育てをきっかけに一度家庭に入ってしまうと、
栄養士としての復帰が難しくなることもあります。

しかし、このような場合でも、
地域のなかであれば介護、健康指導等、
使える場はいろいろあるはずである。

そして、
地域貢献活動を通して築いた人的ネットワークを活用して、
活躍の場を大きくしていくことは十分に可能なのです。

d.人脈

最後に洗い出すべきは「人脈」です。

地域貢献活動を行うのであれば、
人脈を大切にするよう心掛ける必要があります。

「人脈」とは主に以下のような人たちです。

「人脈」の例
  • 学生時代の同級生
  • 会社の同僚
  • 異業種交流会で知り合った仲間
  • 業界団体の知り合い
  • 町内会
  • ママ友、パパ友
  • 学会の知り合い
  • 資格仲間  等

人脈を洗い出したら、人脈リストを作っていきます。

人脈リストは、エクセルや年賀状ソフトで作成してみるとよいです。
異業種交流会、趣味の会等、
知り合うきっかけとなった団体別、職業分野別等に分類していきます。

そして必要に応じてそのリストから取り出し、
連絡をいつでもとれるようにしておきます。

リストを作っても、リスト上の人物とはつい疎遠になりがちです。
各分野で重要と思われる人物には、
SNSや電子メールでもよいから、
定期的に近況報告をしてつなげておくとよいでしょう。

また、SNSなどで情報発信をすると不思議に情報が集まってきます。
あなたが「今やろうとしていること」「これからやっていきたいこと」など、
どんどんと発信していきましょう!

地域活動をしていると、
「友だちの友だちは皆友だちだ」を実感することになります。

自分のスキルを地域貢献に活かす方法

それでは、
自分のスキルを活かして地域貢献するには、
どのような方法があるのでしょうか?

主には以下の4つが考えられます。

地域貢献の方法
  1. ‟ビジネス”で地域貢献をする
  2. ‟NPO”で地域貢献をする
  3. ‟プロボノ”で地域貢献をする
  4. ‟地域コミュニティ”で地域貢献をする

① ‟ビジネス”で地域貢献をする

地域貢献を目的としたビジネスのことを、
「コミュニティ・ビジネス」「ソーシャル・ビジネス」と言います。

地域貢献のためのビジネスでは、
企業とは理念・目的が異なっていても、
「経営する」という行為そのものは、基本的には同じです。

こうした事情から、
多くの人が培ってきた知識やスキルは、
間違いなくコミュニティ・ビジネスやソーシャルビジネスの経営に役立つはずです。

起業や副業を考えている方なら、
地域貢献をしながら収入も得られる、これらのビジネスはとてもおススメです!

② ‟NPO”で地域貢献する

地域貢献をする方法として、NPOという手段もあります。

NPOでは、それぞれのメンバーが自分のできる範囲で最大限の努力をつぎ込み、
貢献するのが基本です。

なぜなら、個人個人の能力・時間を、
自分なりの貢献の仕方で提供することにより、
目的を達成し、そこに自己実現の喜びを見出すための組織だからです。

だからこそ、NPOはあなたが得意とすることで活躍することができます。

NPOに興味のある方は、
一度お住まいの近くにあるNPOを探してみるとよいでしょう!

③ ‟プロボノ”で地域貢献をする

プロボノとは、
「職業上のスキルや経験を活かして行う社会貢献活動」のことで、
いわゆる‟ボランティア活動”です。

プロボノとは?-サービスグラントHPより

例えば、
デザイナーの方が地域活動団体のホームページを作ったり、
マーケターの方が地域イベントの広報活動を手伝ったり、
行政書士の方がNPOの立ち上げを支援したり、
保育士の人が地域の子どもたちと遊んだりしています。

自分の得意分野で、いろんな人の役に立てることがプロボノの魅力です。

仕事でなかなかやりがいを感じることができなかったり、
お金をもらうほどではないけど誰かのために自分のスキルを活かしたい、
そう思う方は一度、プロボノを試してみてください!

現在は様々な人が様々な地域において、このプロボノで地域貢献をしています。

④ ‟地域コミュニティ”で地域貢献をする

自治会や町内会などの地域コミュニティに参加して、
地域貢献をする方法もあります。

地域コミュニティには様々な人たちが一緒になって、
地域を盛り上げたり、地域のためになる活動を一緒に行っています。

その中で、あなたがこれまでの経験の中で身に着けたスキルは
大いに役立つことでしょう。

あなたにとっては別に簡単にできることでも、
他の人達には驚くようなスキルだったりもします。

自分の得意なことで、地域貢献を行ってみましょう。

さいごに

地域貢献は誰にでもできることです。
そこには特別なキャリアやスキルは必要ありません。

自分が今まで培ってきた経験は、
身近な誰かのために役立てることができます。

決して特別な能力が必要なわけではないのです。

自分のできることからはじめてみましょう!
そうしたら、新しい世界があなたの目の前に開けてくるでしょう!

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